2005 年
12 月
27 日
権限も責任も不明確!「都立学校経営支援センター」はいらない
〜教育の分権と教師・地域の力量が必要とされる時代の要請に逆行〜
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今定例会で、教育長は、卒業式等の日の丸・君が代に対し、起立しない生徒がいることへの対策として、「生徒を適正に指導する旨の通達」を改めて出すことを明言しました。これまで生活者ネットワークは、児童・生徒の内心の自由を尊重し、強制はしないことを再三にわたり確認した経過がありますが、今回はその答弁を大きく踏みにじるものです。教師に対する個別的職務命令の強化とともに、まさに、生徒の内心の自由を侵害する教育の危機です。今議会に提案された「都立学校経営支援センター」設置条例(案)は、この流れと無関係ではありません。 学校経営支援センターは大きく「経営支援ライン」と「業務支援ライン」に分かれており、業務ラインはこれまで各学校で行っていた契約業務、施設・庶務業務などを事務集約して集中処理を行うというものです。事務処理という点では、効率化を図ることに反対するものではありませんが、学校での事務員が減ってしまう点で問題です。連日、子どもと学校の安心・安全が脅かされています。児童・生徒の安全を守る取り組みにこそ、人手をかけ整備を急がなければならない時であるにもかかわらず、新たな行政機関として学校経営効率化の理由で人員を削減することは理解に苦しみます。生活者ネットは、新たな役割として「学校安全指導員」の配置を切に求める立場で働きかけています。 一方、経営支援ラインでは学校への細かい支援として総勢200名もの担当者が学校経営、教育課程および教育活動、人事管理などの支援を名目に都立学校に日常的に出向くことになります。教育の分権と教師、地域の力量が必要とされる時代にあって、学校教育、学校経営にかかわるすべてのことに行政が介入しようとする考え方は、自主性・自立性の否定であり時代の要請に逆行するものです。教育基本法第10条の「不当な支配」にあたるもので、子どもの自由な学びまで疎外することが危惧されます。権限も責任も明確でない「都立学校経営支援センター」の設置にかかる条例案に反対しました。
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